2007年06月25日

初めの記憶

こんにちは、院長です。
今日は自分史シリーズです。
自分の生活圏の初めて記憶に残った3歳頃のことです。

私は南州神社の階段の登り口のところに住んでいました。
3歳〜7歳くらいまでの4、5年です。
まわりには年上のおにいちゃんばっかりでした。

ちょうど私の家(間借り)の前に一銭店屋があり
通い詰めていました。しんこ団子が美味しかったな。わーい(嬉しい顔)

そのお店はしわくちゃで小さいおばあちゃんがやっていました。
目を怪我したのか一方が白いでした。
しかし、ちっともこわくなくやさしいおばあちゃんでした。

その家の庭には、柿の木がありました。
秋になると赤く色づき、木に花火がついているようでした。

私はどうしてもその柿が食べたくて、柿を拾いに行きました。
木になっているのを取ったのか、落ちているのを取ったのか、
今は記憶がありません。その後の衝撃的な体験でその状況が
記憶から消えてしまったのかもしれません。

私は洋服で柿を拭いて思いっきり皮もむかずにかじってみました。

その柿が誰も取らずに枯れ木に花火がついているようになるまで
放置されている訳がその時わかりました。

そう、渋柿だったのです。がく〜(落胆した顔)

一目散に家へかえって、水道にしがみつきました。
子どもには強烈な味で、何回うがいをしても渋さは消えませんでした。
初めて、渋柿というものがあることを知りました。もうやだ〜(悲しい顔)

二度と人の家の柿を黙って取るようなことはしなくなりました。
posted by インチョウ at 18:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 自分史
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